ネット葬儀社と地元の葬儀社、どちらを選ぶべき?メリット・デメリットをもとに解説します

現在は病院で息を引き取る方が多く、病院で葬儀屋を紹介される場合があります。ですが紹介される葬儀屋すべてが希望通りに葬式を行ってくれるわけではありません。また葬儀は宗教やその土地の習慣や習わし、加えて故人や遺族の希望や考えがあるので、葬儀の方法にも多数存在しており、それに対応できるサービスも多岐にわたり、依頼する方も自由に選択できるようになりました。しかし葬式は常に経験するものではなく、行うための費用も安いものではありません。ここではネット葬儀社と地元の葬儀社のどちらを選んで依頼をするべきか、また何故よいのかを説明します。

葬儀社の種類について

葬儀社は大きく4種類に分けられ、営業ルートによって異なります。1つは病院や警察で紹介される葬儀社です。病院や警察から関係があり入札もあるので、故人を病院へお迎えに行く、または葬儀場への搬送費などを含む葬儀一式費用が高く設定される場合があります。また生前から少しずつ積み立て葬儀費用にするように勧める互助会があります。互助会は経済産業大臣より認可を受けて割賦販売法に基づいたサービスの提供を、前払い式で特定の取引事業を行っている業者になります。経済産業大臣の認可はあくまでも月々のお金を集めるためのもので、葬儀の内容に直接関係はしていません。他にも地元に古くからある老舗の葬儀社があり、これが地元の葬儀社にあたります。葬儀施行減少や会社を継ぐ跡取りがないという問題で、現在は減少傾向にあります。さらに口コミやインターネットを利用して行う新興葬儀社があり、これがネット葬儀社と言われています。インターネットを使うことで会社自体の営業を行ったり、公営斎場や寺院斎場など葬儀場などの利用を積極的に行うので、利用することで葬儀一式費用は安く抑えることができます。

病院指定の葬儀社とは、病院から自宅などへの搬送契約を結んでいる葬儀社のことです。それゆえ、搬送を頼んだからといって葬儀まで依頼する必要はありません。

https://www.asagao.or.jp/sougi/sougishashurui.html

地元の葬儀社のメリットとデメリットについて

地元の葬儀社は昔からその土地にある老舗の葬儀社なので、大変地域に密着しています。そのため高い地域性があり、横のつながりが強く、地域情報に詳しい葬儀社であればすぐに斎場を確保するなど、早く葬儀が行えるように迅速に対応して補助をしてもらえること、また比較的葬儀費用が安価であることがメリットになります。大手の葬儀社が大勢のスタッフを抱えていて、多種の葬儀に対応できるように人件費をかけていて維持するためのコストが高いのに対して、地元の葬儀社は限られたスタッフ数で手際よく、自社でできる範囲の葬儀を行えるように努めてくれるので低料金で済ませることができます。しかし地元の葬儀社については、どこに違いがあるのかを見分けることが困難である場合があります。親切で丁寧である葬儀社があれば、葬儀社によって費用や対応の仕方にバラつきがあり、選択するのが困難になるというところがデメリットになります。地元の葬儀社に依頼する場合は、事前に下調べをしておくことが重要です。

ネット葬儀社のメリットとデメリットについて

ネット葬儀社は葬儀についていくつかプラン化されていて、提携型の葬儀サービスとしてインターネットで営業しています。そのため依頼があると、依頼のあった地域で提携している葬儀社で葬儀を行います。いくつかのプランをインターネット上で比較することができるので、費用を低く抑えて行える、または予算範囲内で葬儀を行うことや、プランにおいてどのくらいのコストがかかるのかがわかりやすいこと、他にも依頼をすると自宅から近い距離にある葬儀社を紹介してもらうことができるので、その土地に明るい葬儀社が葬儀の補助をしてくれる可能性があることがメリットになります。しかし紹介される葬儀社がすべて良いわけではなく、当たりはずれもあるので葬儀が進行しにくい場合や、プラン化されている葬儀なので、地域にある習慣や習わしに従って葬儀が行えないというデメリットもあります。さらに紹介される葬儀社によって対応の仕方に違いがあったり、追加料金を請求される場合もあるので、ネット葬儀社に依頼をする場合には、紹介された葬儀社について確認をしなくてはいけません。

どちらの葬儀社を選ぶべきか

どちらの葬儀社を選ぶべきか

葬儀をする機会はほとんどないので、信頼のある葬儀社に頼みたいとどの方も考えます。ですが多くの方が葬儀を行ったことがない、経験がないため知り合いに紹介をしてもらったり、故人が息を引き取った病院で葬儀社について教えてもらうことになりますが、どの葬儀社も信用できるかどうかは正確には分かりません。よい葬儀社の基準は特にないのですが、希望に叶うような葬儀を行う会社がよいと言えます。例えば故人や遺族の方の都合により、葬儀も家族だけで見送る小規模にするのか、それとも大勢の人数を呼んで見送るために大規模で行うのかで費用が異なるため、依頼先も違ってきます。さらに故人について知らせる人の範囲で、抑えなくてはいけない式場の規模が決まります。信頼できる葬儀社であれば詳細を聞いて見積もりを出して、説明を事前にしてもらえます。また疑問があれば、丁寧に説明をして安心して葬儀ができるように準備を行います。費用についてネット葬儀社の場合はサービスについてすでに料金が設定されているので費用を抑えるために料金の変更をすることはできませんが、わからない点があれば細かく説明をしてもらうことは可能です。また地元の葬儀社は低い料金設定でも、丁寧に対応してもらえる場合があります。

まとめ

ネット葬儀社、または地元の葬儀社のどちらを選んで葬儀をするか決めてしまうよりも、先に故人を送るためにどのような葬儀をしたいのかを確認することが大切です。小さい規模でも家族だけで故人を偲びながら送りたいのか、大勢で故人を送りたいのか、個性的な内容で行いたいのか、また予算はどのくらいまでを想定しているのかなど、葬儀について考えておくことが重要です。ネット葬儀社も地元の葬儀社にも得意な分野とそうではない分野があるので、行う葬儀によって選択するためにそれぞれの葬儀社について、いくつか検索をして比較することが大切です。

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